約ネバ 146。 人間と鬼との類似点

【約ネバ】シャングリラの地図【ノーマン】

約ネバ 146

第174話 新しい世界1のおさらい ピーターの死 首をナイフで切り付けて、その場に倒れていくピーター。 エマたちはそんなピーターを床に仰向けにして、必死で治療しようとする。 薄っすらと目を開けたピーターは、自分を助けようと必死なエマたちの姿をぼんやりと見ていた。 意識が朦朧としているピーターの脳裏では、少年になってエマたちとGFで遊ぶ光景が浮かんでいた。 自分がエマたちと笑いあって、楽しそうにしているにもかかわらず、ピーターはエマたちがつくる新しい世界は自分には眩しすぎるとそれを否定する。 スポンサーリンク 意識を失ったピーターを、鬼の首領が見つめていた。 首領は目を閉じたままのピーターに近づき声をかける。 「おもっていたよりながくたのしめたよ」 そしてピーターの顔に手をかざす。 「1000年間ご苦労様」 ピーターの手が脱力し、床に落ちる。 エマはピーターの体を抱きかかえ、その死を悼んでいた。 (「人間の世界も変わらない やれるものならやってみろ」) ピーターの言葉を思い出し、立ち上がるエマたち。 「見てて」 エマは、家族で笑って暮らせる生活を手に入れて見せるとピーターに告げ、レイたちと一緒にその場を後にするのだった。 スポンサーリンク 戸惑うイザベラたち 避難していた仲間たちと合流したエマたちは、イザベラたちと相対していた。 イザベラから、この後どうするのかと問われたエマは、一度退く、と即答する。 「2000の王兵もいるしまだやることも残っている」 そしてイザベラを見つめて、ニコと笑う。 「?」 何故エマが笑っているのかわからない様子のイザベラ。 エマはGFに来たらママ達とも話をしなければならないと思っていた、と前置きしてイザベラを笑顔で見上げる。 「人間の世界へ行こう」 エマの言葉にハッとするイザベラ。 エマたちを出荷しようとしていた自分たちがそのような扱いを受けて良いのか? とおずおずとした態度を見せる。 そんな気配を感じ取ったイザベラが彼女たちの気持ちを代弁するように、私達はここに残る、と切り出す。 「だから行こう 大人達も」 そうだ行こう! と子供たちがレイに続く。 ね、ママと笑顔で呟くギルダ。 GF出身者たちはみなイザベラを笑顔で見つめていた。 「ママー」 子供達がイザベラの元に駆け寄っていく。 自分に抱き着いてくれている子供達の表情が笑顔ではなく、怯え、震えている様子から、子供たちに負わせてしまった心の傷の深さを実感する。 しかしそんな目にあって、なぜ許せるのかとイザベラ。 (ごめんね) 自分が彼らに対して行ってきた所業を思い、涙する。 (ごめんなさい ずっと ずっと…!) 「ごめんね…ありがとう…みんな…」 イザベラの様子を見て、じゃあ決まりだね、とエマ。 「あと少し やることを全部片づけたら必ずGFに戻ってくる それまではGFもまだ続くし残っているけど…」 それに対し、GFで待つとイザベラ。 まだ自分たちの裏切りは鬼にもラートリー家の部下にもバレていないのでうまくやると続ける。 「GFは任せなさい フィル達のことも鬼達のことも」 スポンサーリンク 暗雲 エマは、全食用児の解放、そして農園を全て無くして食用児のいない世界を作るという目標が手の届くところまできていることを実感していた。 「気をつけてね」 「うん すぐ戻る」 エマはイザベラに力強く返す。 「じゃ いってきます!」 ノーマンはGFを一望できる場所で待機していたシスロに、これから退避する旨を伝えるべく連絡をとっていた。 シスロの班の手筈について確認しようとするノーマンに、シスロはその言葉を遮るように、ボス! と声を上げる。 「万事大丈夫…大丈夫なハズ…だったんだがよ いや…これどういうことなんだ」 シスロは慌てた様子でGFの様子を説明する。 「王兵の動きがおかしい 王兵が…! ことごとく持ち場を離れて外橋の方へ向かっている……!」 スポンサーリンク 「やばいですよ! 援軍だ 攻めてきます!」 慌てるハヤト。 「早く逃げましょう!」 「待って」 タブレットPCのような端末を見ていたシスターがエマたちを呼び止める。 スポンサーリンク 第174話 新しい世界1振り返り感想 ピーターの死 ピーター助からず。 はじめはピーター生き残るのか? と思ったけど、やはり致命傷だった。 エマたちは本気でピーターを救いたかったのか……。 これはわかっていたことではあるけど、前回、一緒に生きようとピーターに告げたその言葉は、決してその場の勢いで出た言葉などではなかった。 鬼の首領が死に際のピーターの元に現れてピーターの顔に手をかざしていたけど、これが彼の死を決定づけたのか? ピーターは、人間の世界も同じだと最期に言い残した。 果たして人間の世界に行ったエマたちが、そんなピーターの呪いにも似た言葉を実感する時が来るのだろうか。 限りなく人間の世界に近づけたけど、まだ行けたわけじゃない。 エマ曰く、やらなければいけないことは残っているのだという。 おそらく、人間の世界へ出発する前にソンジュとムジカに挨拶に行くことかな? スポンサーリンク まだ油断できない エマたちがママと和解を果たした。 この話を最初から読んでいた人にとっては、まさかこのような光景が見られるとは……と、感慨深いものがあったのではないか。 エマたちに許されて、涙を流すママ……。 何もかも上手くいったけど、どうやらママはエマたちが用を済ますまではGFで待機するようだ。 そうなると、まだエマたちと一緒に人間の世界に行けるかどうかわからない。 何しろまだ外には不気味な動きを見せる2000体の王兵がいるし、まだラートリー家の部下はエマたちに敵対している。 スポンサーリンク エマたちとママが和解したことが彼らに知られたら、ママたちの身も狙われるのではないか。 ラートリー家の当主を倒したところで、まだまだ目的を果たすにはエマたちはもちろん、ママたちも危ない橋を渡る必要がありそうだ。 しかしそれをやり遂げた先にある人間の世界、そしてそこでの鬼の脅威から解放された自由な生活は必死で掴み取る価値があるはず。 ピーターが最期に言い残した、鬼の世界も人間の世界も同じだという言葉は真理ではある。 スポンサーリンク 仮にこの先、それをエマやママたちが実感するようなことが待ち受けていたとしても、食用児という不遇の運命を押し付けられた彼女たちにとっては、まずそれを打破すること自体に大きな価値がある。 この流れのまま全員人間の世界に行って、喜びを分かち合うシーンが見られると良いなと思った。 ここまで来て、もしもママたちがエマたちのために鬼やラートリー家の部下と戦うことになって命を落としたら鬱だわ……。 マジで鬱。 王兵が不気味な動きを見せているけど、それがエマたちに脅威を与えるもので、それに気づきエマたちを救おうとしたママたちの命が危なくなる、みたいなことがなければいいのだが……。 前回第174話の詳細はこちらをクリックしてくださいね。 スポンサーリンク 第175話 新しい世界2 レイウィス大公が示した方針 レウウィス大公は現政権の解体、政権幹部の五摂家家臣団と四大農園責任者の逮捕、全ての民に邪血を分けて飢えと退化を根絶すること、そしてにこれを機に全ての農園を廃止することを主張するのだった。 人肉の禁止に民たちは動揺していた。 そして、そう決めていたのに鬼が人を食べ続けていたことがそもそもの歪み、そして間違いであり、農園の存在があったために人肉供給量の調整で民の生死を掌握するという支配の構図が生まれるため、農園が不要であると唱えるのだった。 スポンサーリンク その主張に頭では納得する民たち。 今後は邪血として人肉を食べる必要がない。 しかし人肉は特別だと民たちの間の動揺はなおも続いていた。 しかし、こうやって自分たちが欲しているからこそ、農園を残せば誰かがそれを利用して自分たちを縛ることができてしまう、と民たちの中の一体が呟く。 鬼たちはその言葉に頷きながらも、それでも人肉に未練がある様子を隠し切れていなかった。 「我々も今こそ解放されるのだ」 レウウィス大公が悩み苦しむ民たちに声をかける。 「過ちも悲劇ももう二度と繰り返さない」 スポンサーリンク 民たちは、レウウィス大公の農園廃止宣言に賛同していた。 「新王レウウィス様万歳!!」 レウウィス大公が答える。 「いや 私は王にはならぬよ」 レウウィス大公の言葉に驚く民たち。 そして、ソンジュとムジカも驚いていた。 スポンサーリンク 新しい鬼世界を率いる新しい王 レウウィス大公は、自分が旧時代の体制側の鬼であること、そしてこれまでの女王の支配を見て見ぬふりをしてきた罪もあるためだと自分が王に相応しくない理由を答える。 さらにレウウィス大公の脳裏では、自分も核が二つあったために生き残りはしたが、猟場で人間に核を壊された時点で、これからは人知れぬ里にて死んでいくつもりだったと振り返っていた。 そして今回は、里で女王が死んだことを知ったため、王都に駆け付けていたのだった。 レウウィス大公は、自分は王に相応しくない、新しい世界には新しい王だと言ってムジカに視線を送る。 「私はこのムジカこそ王に相応しいと思う」 それを受けて、ムジカは戸惑っていた。 私もムジカが王に相応しいと思う、と言いながら出てきたのは大僧正だった。 スポンサーリンク 大僧正はムジカが誰よりも民を思い、何度も民を救ってきたことを挙げて、誰よりも王に相応しいと主張する。 「寺院やソンジュもそなたを力を尽くして支えよう」 「王になってはくれまいかムジカ 我らの王に」 それを聞いていた民たちは、ムジカの即位を歓迎し始めていた。 しかしそんな民たちを見ていた大僧正は、それでは何も変わらないと切り出す。 「レグラヴァリマが全て悪い? 旧支配者が全て悪い? 否 その支配を許したは民達ぞ」 「王に任せておんぶにだっこ だからかくも容易に踊らされるのだ つい先程まで『邪血を殺せ』と暴れ狂っておったようにな」 スポンサーリンク 大僧正の鋭い指摘に委縮する民たち。 しかし大僧正は次の瞬間には笑顔を見せていた。 「王だけでなく民も考え動かねば 新しい世界は皆で守りつくり上げるのだ」 その言葉に感じ入る民たち。 そして口々にムジカを支えると言い始める。 民たちの様子を見つめながら、ムジカは本当に鬼世界が変わることを実感していた。 自分に王の役目が務まるのかと不安になるも、ソンジュが笑顔で頷くのを見て、気持ちが高まる。 (私やるわ エマ 皆でつくるのよ 新しい鬼世界を) この日、ムジカは民たちに囲まれて、大僧正による戴冠式を受けていた。 それを祝う民たちの歓声は、最高潮に達していた。 スポンサーリンク 自由を得た食用児 エマたちはその様子をタブレットPCで見ていた。 ムジカが生きていたことに胸を撫でおろすギルダ。 子供達はムジカが王になることにピンと来ておらず、不思議そうな顔をしていた。 ドンは、邪血が民に遍く配られることで、自分たちの計画通りに鬼たちも滅びなくて済むと笑みを零す。 「いや それどころじゃない」 オリバーが口を開く。 「農園…廃止」 エマも、そしてイザベラママたちも突然の事態に呆然としていた。 「農園が…なくなる…!」 スポンサーリンク その場にいた誰もが、全食用児の自由を理解していた。 ある者は嬉し泣きし、またある者は夢中で歓声を上げる。 「てことは…」 ラニオンが呟くと同時に、エマは駆けだしていた。 2年前エマたちと共に脱出することなくGFに残されていた子供たちは、鐘が鳴ったので外での遊ぶのをやめてハウスへ帰ろうとしていた。 「フィル」 振り向いたフィルが目にしたのは、笑顔のエマだった。 「え?」 「ただいま! フィル!!」 エマを目にしたフィルの目に涙が溢れる。 スポンサーリンク 第175話 新しい世界2感想 レウウィス大公の農園禁止の指針は、鬼を農園で支配する危険な構造の打破と同時に、エマたち食用児の脅威が取り除かれたことを意味していた。 一時は鬼が絶滅させられてしまうか、エマたちの様な農園から脱走した食用児が全滅することになるかもしれなかったが、双方ともに生き残り、今後は互いに争い合う理由もなくなるという最高の形で決着したと言って良いだろう。 これで一件落着! ……だといいんだけど、でも心配なことはまだある。 かつてユリウス・ラートリーは人間と鬼の世界を分ける代わりにラートリー家が代々農園システムを通じて鬼に人肉を提供し続けるという、呪われた役目を課した。 そう考えると、エマはどんな対価を求められたのだろう、と心配せずにいられない。 それはつまり、もう人肉を捧げなくても良いということなのか。 鬼の首領がラスボスというのも面白いな。 あとは人間の世界に行ったはいいけど、人間の世界に受け入れられないどころか敵視されてエマたちの新しい戦いが始まる、なんてことはいくらなんでもないよな……。 それだとあまりに鬱展開で、ハード過ぎる。 ぶっちゃけ読んでみたい(笑)。 果たしてこれからエマはどうなるのか? 次は3週くらい空くみたい。 待つのが辛いけど、次の展開を色々と妄想して楽しみにしておきたい。 以上、約束のネバーランド第175話のネタバレを含む感想と考察でした。 第176話に続きます。

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約束のネバーランド151話ネタバレ考察と感想「勝つのは」(17巻収録)

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物語はその発端に迫る約1000年前の過去編へ。 ラートリー家の祖先・ユリウスは、レウウィスとの遭遇で心が折れ、鬼との取り引きへと進んでいってしまいます! そして今回、意見が対立した仲間を食用人類として鬼に差し出したユリウス。 鬼と棲み分けられるよう、世界を2つに分けるため、「読めない文字」との対面に臨みます。 そこでユリウスに課せられた役割は、仲間を裏切った事実から逃れられない過酷なものでした。 仲間達のもとにレウウィス出現とラートリー軍壊滅の知らせが届きます。 まだ息があれば一刻を争う、それに壊滅した兵達を敵に食われてはまずいと、即座に捜しに行こうとする男女。 そこに、相棒のフクロウと共にユリウスが帰還します! 無事を喜び安堵する仲間達に、ユリウスは心配をかけたことを謝り、今すぐ聞いてほしい話があると言います。 それは前回の、一部の人間を差し出して敵と和平を結ぶ提案を考え直してほしいということ。 既にナシと決まった提案、しかしユリウスは一度差し出せばそれで終われる、と言います。 「ただ一度きりで奴らとの関わりを永久に絶てる方法があるのだ」 ユリウスはこの先何千何万と兵や民を失うよりはいいと話し続けます。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」142話より引用 「私はもう…犠牲はこりごりなのだ」 ラートリー軍の壊滅を知る仲間達はハッとします。 自分の軍はたった一晩で壊滅した、片や差し出す犠牲は一度きり。 反論しようとする仲間を制し、ユリウスは声を荒げさらに言います! こうでもしなければ泥沼の戦いは終わらない、人類のため、あと少しでもいつかでもなく今、私達が戦いを終わらせなければならない。 苦しい選択ではあるが、建設的妥協であり、必要な代価なのだと。 そして、ユリウスは頼む、この案をのんでくれ、と頭を下げます。 なんとか仲間を説得しようとするユリウスですが、レウウィスに取り引きを持ちかけたにも関わらず無傷での帰還。 仲間達は知る由もありませんが、既に鬼との間で何らかの取り引きに成功したと考えるのが自然です。 帰還後のユリウスは複雑な笑みを浮かべており、それも相まって嫌な予感が高まっていきます! スポンサーリンク 話し合い再び 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」142話より引用 ユリウスの頼みに困惑する仲間達。 少しの沈黙の後、でも、と女性が話し始めます。 差し出された者達の苦しみは子子孫孫、未来永劫続くのではないのか。 自分達の安寧のため、この一度きりの決定で、苦しみや悲しみを背負う人々をこの先ずっと増やし続ける、そういうことではないのですか、と。 それをきっかけに仲間達は次々と言います。 みんな多くの兵や家族、数え切れない仲間を奴らに食われ失っている。 それでも君も我々も望む未来のためずっと戦ってきた、心を折られても諦めずに皆でここまできたじゃないか。 その言葉に耐えきれないようにやめろ、ちがう、と頭を抱えるユリウス。 キレイ言も幻想もうんざりだ、仲間のために見ず知らずの連中を切り捨てて何が悪い、私は正しいことをしていると叫びます。 そこで割って入る、前回最初に和平の話を出したリーダー格の男性。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」142話より引用 「じゃあ君は何故そんなにも苦しそうなんだユリウス 君も本当は切り捨てたくないんだろう」 ユリウスの民や兵を想うまっすぐな優しさ、そのために人一倍責任を感じ自分を追い込んでしまっているんだろうと言います。 そして、でも誰より人類全ての平和と妥協のない勝利を望んでいたのは君じゃないか、と続けます。 男性は独り苦しませてすまなかったと謝り、それでも君のためにも、俺達はその提案をのめない、とユリウスにきっぱりと告げました! 彼らが何度も共に苦しみを乗り越えてきたことが分かる仲間達の言葉。 とくにリーダー格の男性のユリウスを思いやる言葉は、強い絆を感じさせました。 この後の悲惨な展開が予測できるだけに切ないです。 スポンサーリンク 決裂! 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」142話より引用 ユリウスに疲れているんだ、少し休めと言う男性。 違う、これは和平だ、最善だと言い募るユリウス。 君達に納得してほしい、してくれなければ、と言いかけます。 そして厳しい仲間達の表情を見て、ユリウスは彼らがどうあっても考えを変えないことを悟りました。 一度うなだれ、残念だ、と零すユリウス。 しかし顔を上げ、再び残念だと繰り返したその声音は一変していました! 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」142話より引用 次の瞬間、鬼達が勢いよく拠点になだれ込んできます! 「ユリウス…お前…裏切ったのか!!」 青ざめた男性の悲痛な言葉に、ユリウスは彼らの王とは既に取り決めを交わしたと冷酷に告げます。 食料供給を握ることでより民を制御・支配したい女王は、ユリウスの案に乗っていました。 こうするしかない、君達は和平の妨げになると、鬼に捕らえられていく仲間達に淡々と言うユリウス。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」142話より引用 「ゆえに誠に不本意だが君達が最初の食用人類に 和平の礎になってくれ」 ユリウスは鬼に捕らわれた仲間に背を向け、歩き出します。 これでいい、誰かが犠牲にならねばならない、終わらせなければならない。 これで終われる、人間は救われる、そう必死に言い聞かせることで、仲間達との楽しい思い出や、仲間が鬼に捕らわれながらも見せた最後の笑みをうち消そうとします。 そしてそのまま場面は移り変わっていきます。 スポンサーリンク ラートリー家に課せられた調停役 これで救われるんだ、と歪んだ笑みを浮かべるユリウス。 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」142話より引用 ユリウスとイヴェルクは「読めない文字」と対面、鬼と人間とで棲み分けるため、世界を2つに分けてほしいと頼みます。 まず「読めない文字」はイヴェルクに、その年に実った一番いい肉を求めました。 農園で人間を作るなら、君や王が食べるよりいい肉がほしい。 わずかの沈黙の後、承知するイヴェルク。 次はユリウスの番、ユリウスはこれさえ終われば帰れる、いっそ命でも、と思いながら言葉を待ちます。 人間側がやらないと安心できないだろう、だから君の一族がずっとこの役割を引き継ぐんだ、と「読めない文字」は告げます。 君も子子孫孫、この運命の渦の中だと。 絶望の表情を浮かべるユリウスに突きつけられる過酷な宣告。 「にげられない すてたともだちからもうんめいからも」 「君も平和の礎になるんだよ」 ここまでの過去編で、最初の食用人類が生まれた経緯が明らかになりました。 エマ達の祖先はラートリー家の祖先・ユリウスの仲間達だったんですね。 仲間達を裏切り犠牲とした事実から永遠に逃れられないことは、ユリウスにとって死より辛いことだったと、絶望の表情が物語ります。 スポンサーリンク エマ達の望み 白井カイウ・出水ぽすか「約ネバ」142話より引用 そして場面は約1000年後の現代、エマと「読めない文字」の対面に戻ります。 時空を超えた存在であり、かつて世界を2つに分けた「読めない文字」。 その考えも欲するものも全く分からない、気まぐれな神のような様子にエマは困惑します。 野望や欲望、渇望。 もらうならそんな相手の大切なものがいい、と言う「読めない文字」。 その上でそれでも望むのか、何を望むのか、と問いかけてきます。 問われ、エマはミネルヴァのペンにあった3つのルールを思い浮かべます。 仲間を犠牲にした罪悪感からけして逃れられない運命を背負わされた、ユリウスの絶望の表情が印象的でした。 ユリウスの前例を考えると不安が高まります。 全食用児で人間の世界へ行きたい、と言っている以上、エマが帰れなくなるようなことはないのではと思いますが、全く想像がつかず不気味です。 それが次回明らかになるかは分かりませんが、その他のノーマンやドン達の動向も合わせ、ますます目が離せない展開が続きますね!.

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なんで鬼滅の刃が流行って彼岸島が流行らねーんだ?

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漫画研究所です。 今回の記事は「約束のネバーランド」についてです。 まだ謎を残してはいるのですが、今回明らかになったことがあります。 それは、「もう一つの約束」という言葉の意味です。 もう一つの約束とは、鬼と人間が結んだ約束と別の約束。 鬼と人間があのお方と結んだ約束、という意味でした。 順番的には、鬼と人間が約束を結び、そのあと両者があのお方の元へ向かっているようです。 これがおそらく1000年前。 そして、今回エマが約束を結び直せば、鬼の世界から逃げられるとレイが言っています。 謎を残しているのは、この約束が何なのかという点です。 そもそもあのお方がどういう立場で何者なのか、まだまだ分かっていない部分が多いので、ここを考えるのは難しいところです。 ごほうび もう一つの約束についてはまだ分かっていないのですが、あのお方の言った「ごほうび」については、あるシーンと繋がりました。 それは、バイヨンの過去の回想です。 そこにはイヴェルク公と先代バイヨン、その他の鬼がいます。 イヴェルク公は 「農園を作る。 人間を養殖し収穫をする」 こう言いました。 そして、これはあのお方の意思だとも言っています。 このシーンは、コミックス10巻の99ページのものです。 ラートリーと一緒に、もう一つの約束をあのお方と結びに行ったのは、イヴェルク公です。 そしてイヴェルク公は、あのお方の意思だということで、他の鬼に伝達をしています。 これはあのお方の意思であり、あのお方の望むもの、つまり「ごほうび」と考えて間違いないと思います。 あのお方は、もう一つの約束を承諾する代わりに、農園を作り人間を養殖するように、イヴェルク公とラートリーに言ったのでしょう。 もう一つの約束2 もう一つの約束とは何なのか。 本当にここが謎です。 まず、人間と鬼が結んだ約束は「狩り合わないことと、世界を棲み分ける」ということでした。 そしてその後、あのお方ともう一つの約束を結んでいます。 ここで疑問に感じるのは、どうして世界を棲み分け狩り合わないようにするのに、あのお方との約束が必要なのかということです。 鬼と人間の間で約束を結べているのなら、そのまま狩り合わず、世界を棲み分けたらいいのでは?と疑問に感じます。 最後にイヴェルク公が言った「あの約束に至るまで」というのが、おそらく人間と鬼の約束? 望みを叶えるまで、あのお方に何を望まれても断るなと、イヴェルク公は言っています。 どうして代償を払ってまで、あのお方と約束を結ぶ必要があったのか。 考えられるとすれば、鬼はあのお方に絶対服従しなければいけない何かがある、といったところでしょうか。 もしかしたら、あのお方は鬼に人間を狩らせていたのかもしれません。 そしてお供え物をさせていた。 12巻の84ページでも、人間ではないですが、鬼がお供え物をするシーンがありました。 お供え物は、古くから鬼の習慣としてあったのでしょう。 1000年と少し前では、狩った人間をグプナ(お供え)していた。 しかし、ラートリーの交渉で、より効率よく人間をお供えする方法を提案される鬼。 そこで鬼は、あのお方の許可を取りにいったというところでしょうか。 まだシックリこないですね。 世界を棲み分ける もう少し、もう一つの約束について考えます。 人間と鬼があのお方と約束を結ぶ必要があった理由。 それは、世界を棲み分けるために必要だったのかもしれません。 世界を棲み分けると言っても同じ世界にいたのでは、またどこかで争いが起きる可能性があります。 そうなれば、また狩り合うことになるかもしれません。 鬼達は、あのお方の力があれば時空を超えることも可能だと知っており、それをお願いしにあのお方の元へ行ったのかもしれません。 ただ、約束とお願いでは少し意味合いが違うので、少しここにも違和感を感じます。 あのお方は「何が望み?」とエマに聞いていますので、単純に望みを叶えてくれるといったものなのかもしれません。 もう一つの約束についてはもうすぐ明らかになりそうなので、ここは待機するしかなさそうです。 どうなるエマ イヴェルク公は 「望みを叶えたければ、彼に何を言われても断るな」 と言っています。 これはごほうびのことなのですが、今まさにエマがごほうびを要求されています。 望みを叶えたいエマは、それを叶えるための代償として、ごほうびをあげる必要があるようです。 イヴェルク公の言い回し的に、ごほうびを断ると良くない事が起きそうな気もします。 望みは叶えられず、もしかしたら食べられてしまうかも…。 元の世界に戻されるという線もありますが、そんな簡単ではないような気がします。 そして、今回のごほうびは、エマにとって辛いものになるかもしれません。 イヴェルク公はごほうびを代償と言っていることからも、それなりのデメリットがあるはずです。 1000年前のごほうびでは、鬼は人間を狩れなくなってしまいました。 人間は、同じ一族を養殖し食べられ続けるという現実、そして、ラートリーにとって戦友を置き去りにするという選択。 これらが1000年前の代償と言えます。 これらはおそらく、あのお方が要求したものと思われます。 今回あのお方が、エマに対して何を要求するのか。 それなりのデメリット。 ノーマンやレイが関係してきそうな気もしますよね。 あのお方の御膳…。 この「ごほうび」 かなり怖いものになりそうな気がします。 まとめ的なもの すごく気になる「もう一つの約束」 また何か思いついたら、記事にしてみようと思います。 そして、後編では過去のラートリー達と鬼の戦いの部分について触れていきます。 ここでも、かなり衝撃的な事実があるように思えました。 多分このキャラがこの子で、あのキャラがあの子で…。 それでは次の動画で!.

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